脱サラした人が反省した過去

僕は45歳で脱サラしました。
自由な生活を得てとっても幸せに生活しています。

サラリーマン時代は、良いこともたくさんありましたが
辛いことも沢山経験してきたので
今の生活のありがたみが良く分かります。

この生活をいつまで続けられるか分かりませんが、
たとえ一時であってもこの時間を持てたことを
後悔することはないと思います。


結局、そういう心境になれたので
僕の20年のサラリーマン人生での選択は
OK、ということになるとは思いますが、

もし、20代の時の僕に、アドバイスするとしたら、
と考えてみました。


製薬業界で働き続けて良かった


僕は、就職活動が上手くいかなかったため、
自分が想像もしていなかった製薬業界で働くことになりました。

医学薬学の知識はないし、
医師と話をするのは緊張するし、

営業だったのでノルマのプレッシャーがきついと感じた時期が長かったです。

製薬業界から離れることをずーっと考えていましたが、
結局、20年製薬業界にいて良かったと思っています。


最終的に営業という仕事で自信をもって語れる実績を残せましたし、
なんと言っても製薬業界は給料が良いです。

特別やりたいことがないのなら
生涯賃金の高い業界に行くべきである、
と言われますが、本当にその通りだと思います。

若い頃は「お金なんかよりもやりがいのある仕事」
とか思っていましたが、

僕の長男は自閉症として生まれて
彼に納得のいく療育をさせるには
多額のお金が必要でした。

それに、脱サラ出来た大きな要因は
上手くいかなくても数年は食っていける
貯えが出来たことです。

金で自由な時間を買っているようなものです。
でも、これ以上に貴重なものって
ないんじゃないかと思います。


自由時間が零だったら家族との愛情も育めませんし
実感もできません。

時間=命です。

 

もっと投資を勉強し経験しておくべきだった


お金が大事、ということを考えたら
もっと若いころから投資の経験をしておくべきだった
と思います。
これが最大の悔いではないでしょうか。

20代半ばで金持ち父さん貧乏父さんを読んで
投資を始めて、株でそこそこ稼ぐことが出来ました。

が、長男が生まれてから15年くらい放置していたのです。
もっといろいろ投資について学んで
稼いだお金を再投資すればよかったと思います。

数十万損したとしても毎月給料が入ってくるのですから
損は回収できたのですから。

結局、投資は、お金を持っている人ほど儲かるものだと思います。

 

サラリーマンでまじめに働いて昇給に期待するよりも
投資で稼いだ方が全然簡単だと僕は思っています。

 

 やっぱり無駄遣いしていた

 

お金に関する後悔が多いですが
やはり、もっと無駄遣いに気を付ければよかった
と思います。


僕は、ギャンブルはしませんし、
キャバクラやフィリピンパブにはまる人もいますが、
僕には全く理解できません。

車にお金をかけるのも嫌いですし、
ファッションはもうちょっと何とか
しなくては、と思うほど、ずぼらです。

だから、あまり自分自身ではお金を
使っているつもりはありませんでしたが、
今の生活と比べてやっぱり無駄はあったなあと思います。

タバコは子供が生まれて辞めましたが、それまで吸っていました。
あれは無駄だった。
でも、僕が社会人になった時は男は全員タバコすってましたからねえ。

お酒も、安い酒でよかったのでは、と思います。
ビールにはこだわりがあってエビスビールばかり飲んでいたんす。
まあ、安くてうまい酒に巡り合えなかったからなあ。

でも、もっと節約して投資しておけばよかったと思います。

給料を、我慢の対価、だと考えているから
無駄遣いしてしまう、と言います。

そんなことないだろう、
と思っていましたが、

ガマンしなかった現在から考えてみると
サラリーマン時代は、そうやってお金を使っていたように思います。


読書も後悔


とにかく本はよく読みました。
ビールと書物にしかお金を使っていないのではないか、
というくらい本を買っていました。

しかし、同じような本ばかり読んでいたんですよね。
本よりも行動した方がよかったなあ。

勉強の仕方が、間違えていたなあ、と思います。

ITツールが苦手、とか言ってないで
もっと勉強しておけばよかったと思います。

45歳で気づいてよかったと思っています。


英語はコストパフォーマンスが悪かった


英語は勉強しました。
結局TOEICで870点取りました。


短期語学留学は楽しかったですし、
価値観が広がったので後悔ないですが、

TOEICは無駄だった、と思います。

まあ、それで病院の国際化という仕事を経験できましたが、
みんなが面倒で放置していた雑務を押し付けられた、
と思えなくもありません。

製薬会社の本社でマーケティングの仕事を
経験することもできましたが、
英語が必須だったのか、と思うと疑問です。

TOEICの勉強は、とにかく、苦痛でした。

まあ、あの経験があったので勉強の仕方を覚えた
という面もあったと思いますが、

時間、精神的エネルギーの消費、お金、
それらを考えるとTOEICに使ったコストと得たベネフィットは
バランスが悪いように思います。


結論


本、英語、高価なお酒に使っていたお金を
投資に回していれば、もっとゆとりのある
脱サラ生活が出来たように思います。


こんなことになると、20代、30代の時点じゃ
想像もしてなかったもんなあ。


人生はやり直しが効かないのが難しいですよね。

今の選択はあっているのだろうか。
45歳を初めて経験しているから分からんです。