会社を辞める前にテキトー社員になってみよう!

僕は2017年7月に製薬会社を退職しました。


でも、実際は、その数年前から退職の準備を始めていたとも考えられます。


書くと愚痴になるので控えますが、
その会社に忠誠を誓う気になれなくなったのです。


全力を尽くして脱力サラリーマンになりました。


まず、有給休暇は前年繰り越しも含めて年間40日ありましたが、毎年付与分の20日は綺麗に使い切っていました。

3年連続有給消化率100%とか自慢にもならないことを同僚に話をしていました。


最後の年は、半休にして40日くらい休んでいました。
朝、会社に行って午前中ちょっとメールチェックなどの仕事をして、午後からお休み。


1日丸々休むと結構業務が溜まって面倒ですが、
半休は有効でした。


ただ、その午前中はかなり集中して仕事はこなしました。


半休や有休をとっても、携帯、パソコンで得意先の医師とはコミュニケーションをとっていたので業績は落ちませんでした。


もはや、時代は、どこにいるかはあまり問題ではなく、Itツールを如何に使いこなすかに代わっていると実感しました。


全日仕事日でもみなし労働制が採用されている会社でしたので、
やることをさっさと終わらせて3時4時には家に帰ってきていました。


会社は公にはしていませんでしたが、MRにGPSをつけているので、僕がどこで何をしているのか把握していたはずです。


有給休暇の消化状況もみれば様子がおかしいと思っていたはずでしたが、一度も文句を言われたことがありませんでした。


有給休暇の消化について僕に文句を言えば、返り討ちにあう、と思っていたのかもしれません。

みなし労働についても同様です。

 

得意先の先生には大変お世話になりましたので、
先生方の迷惑になるような働き方はしませんでした。

他のMRよりも労働時間は短かったにも関わらず
得意先からのクレームはゼロでした。

みんな無駄な作業が多すぎるのです。


空いた時間に僕はスポーツジムに行ったり、WEBライターの仕事をしていました。


脱力でサラリーマンをしていた、と言っても、稼働中集中して働いていましたし、通勤時間や移動時間がかなりあるので、拘束時間はそこそこありました。

WEBライターの仕事は、次のアポイントメントまでの待機時間などにしていました。


ですので、意外と稼ぐことは出来ませんでしたが、
手ごたえは感じました。


バイトなどの作業的な仕事ではなく、
サラリーマンとして雇われているわけでもなく、
自分の文章が評価されて得たお金というのは
脱サラへの勇気につながりました。


もし、この記事をお読みの方で、いずれ脱サラ、独立をお考えの人がいましたら、提案させてください。


すぐに会社を辞めるのではなく、会社に残って毎月お給料はもらいながらも、必要最小限の働き方しかしない期間を持つ、ということを。


今年4月から残業もしずらくなります。
チャンスです。

どうせ、いずれ辞めるのであれば、
上司や会社から、小言を言われるくらい
手抜きをしてはどうでしょうか。


それでもきっと真面目なあなたは
最低限の責務は果たすはずです。


日本のサラリーマンは、
求められている以上に働きすぎです。


本来、自分の時間であったのを会社に奉仕していた部分を自分に取り戻す。
それだけです。

それでも会社にいずらくなったらその時に脱サラすればよいのではないでしょうか。


なかなか、脱サラするといっても、踏ん切りつきませんよ。


手抜きして目をつけられて、辞めざるを得ない雰囲気くらいに持っていくのも手ではないでしょうか。


手抜きを始めたら、「あ、ちょっと扱いが雑だったかな」と考えを改めてくれるかもしれません。


そうならずに文句を言われたら逆切れしてみるのも面白いかもしれません。


日本のサラリーマンは相当適当にやっていてもクビに出来ないといいます。

その恵まれた環境を享受してみるのも良いのではないでしょうか。